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メディカルフィットネス・シリーズ1
高齢者の転倒予防トレーニング
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小野 晃・琉子友男共著
B5判 144頁 並製 本文横組14級
定価2,500円(+税)
※書籍とビデオ・セット(セラバンド黄色1m付き)
定価5,000円(+税)
■推薦の言葉より
転倒の要因は、高齢に伴う立位能および歩行能の低下、各種疾患に伴う立位能および歩行能の低下、廃用症候群を引き起こす状態に置かれた場合、転倒しやすい環境による影響などが考えられるが、本書は両氏の専門的知識を活用し、立位能および歩行能の改善という点にターゲットが絞られている。
その意味で実際に高齢者の転倒予防のための運動を考える際に、本書は非常に参考になるとともに、すぐにでも実施できるような具体性に富んでいる。
それも実際に多数の高齢者に接しながら、検討を重ね、研究を続けてこられたからであろう。
眞野行生
北海道大学大学院医学研究科リハビリテーション医学教授。
■著者紹介
小野 晃(おの あきら)
1960年神奈川県生まれ。1984年東海大学大学院体育学研究科修士課程修了。YMCAスポーツ福祉研究所主任研究員、東京都立大学非常勤講師。
主な著書『精神遅滞者の肥満と運動』、『知的障害者の運動トレーニング』ほか。
■著者紹介
琉子友男(りゅうし ともお)
951年鹿児島県生まれ。1977年順天堂大学大学院体育学研究科修士課程修了。同年東京大学教養学部助手。1987〜1988年フィンランドユバスキュラ大学文部省在外研究員。東京都立大学大学院理学研究科助教授。医学博士。
主な著書(共著、編著を含む)『高齢者の転倒とその対策』、『これからの健康とスポーツの科学』、『空気マイナスイオン応用辞典』ほか。
■目次
第1章 高齢者の転倒と骨折
I. 高齢者の体力と転倒
II. 転倒の実態
III. 転倒の原因
IV. 高齢者の骨状態と骨粗鬆症
第2章 転倒予防トレーニングにおける効果測定の方法
I. 転倒予防トレーニングの手順
II. 骨状態の測定
III. バランス能力の測定
IV. 下肢筋力、筋厚、関節可動域の測定
第3章 高齢者の転倒とバランスに関する基礎研究
I. 高齢者における動的バランスの特徴——若年者との比較
II. 高齢者の動的バランスと下肢筋厚・筋力・歩行・関節可動域の関係
III. 高齢者の動的バランスと下肢筋厚・筋力の関係——若年者との比較
IV. 高齢者における股関節屈曲筋力、足関節背屈筋力が動的バランスに及ぼす影響——若年者との比較
V. 高齢者における股関節周辺筋力と動的バランスの関係
VI. 高齢者の動的バランスと骨状態の関係——若年者との比較
VII. 女性高齢者における動的バランスの加齢変化
VIII. 高齢者における転倒群と非転倒群の動的バランス・体力の比較
IX. 高齢者における筋力トレーニングが動的バランスに及ぼす効果
X. 高齢者におけるウォーキングの体力向上効果
第4章 転倒予防トレーニングの実践
I. 健康な前期高齢者を対象としたプログラム——ステップエクササイズ
II. 膝等に問題のある後期高齢者を対象としたプログラム——座位でのエクササイズ
III. 健康な後期高齢者を対象とした転倒予防プログラム
IV. 障害差、年齢差のある高齢者を対象としたプログラム——セラバンドトレーニング
第5章 家庭でできる転倒予防トレーニング
I. 立位で行う転倒予防トレーニング
II. 座位(椅子使用)で行う転倒予防トレーニング
III. 布団、床の上で行う転倒予防トレーニング
IV. ウォーキングの基本
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