身体活動の増強および運動継続のための
行動変容マニュアル


財団法人 日本体育協会 監修
竹中晃二・早稲田大学人間科学学術院教授 編集
B5判 160頁 並製 本文横組12級
定価2,500円(+税)

どうすれば、運動を始められ、継続し、挫折しないか——「行動変容」のマニュアル

子どもから高齢者までの体力低下が大きな社会問題になっています。健康づくりのために運動が必要だとわかっている人は多いのですが、なかなか習慣化できないもの。どうすれば、よりよい健康行動を始められるか、さらにそれを継続することができるか。また挫折しかけてもうまく乗り越えられるか(逆戻り防止)。この問題に心理・行動科学的介入の理論と方法を網羅した「行動変容」のマニュアルです(プログラム28、トピックス22を収録)。

*本書は、平成13年度から15年度までの3年間にわたって行われた日本体育協会スポーツ医・科学専門委員会研究プロジェクト「身体活動・運動アドヒアランス強化に関する心理・行動科学的研究」(研究班代表・竹中晃二)の成果をまとめたもの。企画委員は、三村寛一・大阪教育大学、橋本公雄・九州大学健康科学センター、竹中晃二・早稲田大学、大野太郎・関西福祉科学大学、堤 俊彦・近畿福祉大学、青野 博・(財)日本体育協会、上地広昭・山口大学(順不同)。執筆者は企画委員も含め、計42名。


■主要目次
1. はじめに
  巻頭紙芝居kou01.pdf 528k(*注1)
2. 継続の困難さ
  2-1. 継続の困難さ:続けられない、続けさせることができない
3. 体力低下と身体活動量の減少
  3-1. 子どもから高齢者までの体力推移
  3-2. 子どもから高齢者までの身体活動量の推移
  3-3. わが国における身体活動量増強および体力向上の対策
  3-4. 高齢者のQOLと介護予防
  3-5. 見逃されている発達遅滞児の自立支援
  3-6. 将来を見越した介入の必要性:子ども時代への対応が急務
4. 行動変容の理論・モデルおよび技法
  4-1. 上・中・下流アプローチからみた理論・モデル
  4-2. 合理的行為理論と計画的行動理論
  4-3. トランスセオレティカル・モデル
  4-4. 社会的認知理論
  4-5. 環境・規則による介入
  4-6. 社会的マーケティング
  4-7. 動機づけ理論
  4-8. セルフエフィカシー理論
  4-9. プログラムづくりの軸
  ★この章に3つのトピックス収録。
5. 行動変容実践編:プログラム例kou05.pdf 692k(*注1)
  5-1. 幼児対象
  5-2. 小学生対象
  5-3. 中学生・高校生・大学生対象
  5-4. 中高年者対象
  5-5. 高齢者・障害者・疾患患者対象
  ★この章にプログラム28例と19のトピックスを収録。
6. 身体活動の測定
  6-1. 身体活動の測定
  あとがきにかえて

(*注1)
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