TJ SPECIAL FILE 2
リスクトレーニング
Risk Training

ハラルド・ポルスター著 綿引勝美訳
A5変形判(210×138mm)142 頁 並製 本文横組12級
定価1,800円(+税)
(在庫切れ)

トレーニング・ジャーナル誌連載の「リスクトレーニング」を再編集。スポーツで生ずる「リスク」(危険や不安)にどう対応するか。それを体系化し、具体的な方法とともに示したのが、この『リスクトレーニング』です。連載の内容に加筆・修正を加え、選手・コーチのリスクトレーニング実践報告も収録して一冊に。

■著者紹介
ハラルド・ポルスター(Harald Polster)
1978年ライプチヒ体育大学卒業、スポーツ科学専攻。修士論文「ドイツスキー連盟における心理運動学の衝動的潜在力−その理論的な裏づけと診断によるチェック−」。78〜81年、イエナ大学及びライプチヒ体育大学において滑走スポーツを専攻。81年、「スポーツにおけるリスクの諸問題−態度の注意深さから見たリスクの診断とトレーニング方法による克服の可能性−」で博士号取得。86年、技術系スポーツの運動学研究で教授学位を取得。テーマは「スポーツにおけるリスクと不安の制御−技術系種目における技術的手がかりと実験的チェック−」。ライプチヒ体育大学講師(リュージュ・ジュニア養成研究部主任)などを経て、ライプチヒ総合大学スポーツ学部講師。93〜96年、一橋大学客員教授。97〜98年、長野オリンピックリュージュ競技日本代表チームの強化コーチ。99年からいすゞ自動車バスケットボール部メンタルコーチ。45歳。

■目次
序文--猪俣公宏・中京大学体育学部長
発刊によせて--浅川司・日本ボブスレーリュージュ連盟リュージュ強化専門委員長

謝辞--まえがきにかえて H・ポルスター

1.旧東ドイツの競技スポーツ研究から
 1.1 リスク行動の要因
 1.2 リスクコントロールのためのトレーニング方法

2.リスクトレーニングの形式
 2.1 欠損リスクとオーバーフローリスク
 2.2 モチベーションリスクと予測リスク
 2.3 スピードリスクと生体リスク

3.リスク低減法
 3.1 不安軽減セラピー(条件コントロール)
 3.2 興奮調節法(兆候コトロールテクニック)

4.リスクと不安のコントロールのためのトレーニングメニュー

付録:リスクトレーニングを経験して
1.小口貴久・信州大学教育学部(リュージュ・コーチ)
2.前島裕・リュージュ選手
3.堀美和子・都立両国高校女子ハンドボール部コーチ

あとがき K・ポルスター
訳者あとがき 綿引勝美・鳴門教育大学助教授

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