Sportsmedicine No.193, 2017
月刊スポーツメディスン 8月号 通巻193号
A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価550円(500円+税)[品切れ]
年間購読料11,000円(10,000円+税)
August Special
特集
運動器超音波がもたらす新しい「診療」
──エコーガイド下の治療、エコーでスタッフ連携
本誌では134号(2011年)と141号(2012年)で運動器の超音波診断について特集を組んできたが、それから5年以上が経過した。運動器エコーの世界はさらに進歩を遂げ、エコーで画像診断するだけでなく、エコーガイド下での注射の活用が進んでいる。生理食塩水やヒアルロン酸などの液体をピンポイントで注射することで難治性の疼痛などが顕著に改善されることがある。また、注射だけでなく、アメリカなどではエコーガイド下での治療デバイスも開発されている。この特集ではその最前線を4人の先生に取材した。4人の先生みな力の入った内容で、大変充実した内容になっている。ぜひ、熟読していただきたい。
1. 第2世代の幕開け! 進化続ける運動器エコー
──超音波画像診断装置の現在と今後の可能性
松崎正史・ソニックジャパン株式会社 代表取締役
2. 日本から世界へ! 進化続ける運動器エコー
──若いチカラでJapan original を創る
笹原 潤・帝京大学スポーツ医科学センター 同大学医学部整形外科学講座、医療技術部スポーツ医療学科
3. 超音波診“断”から超音波診“療”の時代へ
──ハイドロリリース、超音波ガイド下手術への挑戦
宮武和馬・横浜市立大学運動器病態学教室、同大学附属病院整形外科
4. スポーツ医学の本場Stanford大学での挑戦
──アメリカでのエコーガイド下治療
福島八枝子・PM&R Sports Medicine Orthopaedic Surgery, Stanford University
Sports & Law
連載 基礎から学ぶ「スポーツと法」83
健康増進のための運動に関する制度の説明と、若干の法律論
齋 雄一郎 スポーツ法政策研究会、日比谷見附法律事務所、弁護士
Sportsmedicine Dialogue
連載 Dr. 大関の複眼インタビュー―― スポーツメディスン・プロフェッショナルとの対談 8
[対談]
金岡恒治・早稲田大学スポーツ科学学術院教授
非特異的腰痛を理解する
インタビュアー:大関信武・一般社団法人日本スポーツ医学検定機構代表理事、東京医科歯科大学再生医療研究センター
(企画:日本スポーツ医学検定機構)
The Illustrated Bi-articular Muscle
連載 図説 二関節筋 9
第9話:拮抗筋対制御システムから筋電図を読み解く
熊本水賴
NPO 生体機構制御研究会理事長、京都大学名誉教授 医博
Running Injuries and Performance
連載 ランニングのパフォーマンス向上と外傷・障害のメカニズムと対応 2
走行時のスポーツ外傷の発生と対策
川野哲英 KAWANO Tetsuei・医療法人社団 昇英会 はちすばクリニック
MSM News
FTEX Institute創立20周年
Holland: Dutch Manual Therapy
連載 オランダ徒手療法―― 臨床で使える、多角的な視点で仮説を立てられる体系的考え方 8
運動を制限する要素の考え方③
――「巧みな動作・姿勢制御」獲得の基礎:感覚器-脳-運動器をつなぐ求心性/遠心性神経がつくり上げる“運動パターン”
土屋潤二 TSUCHIYA Junji・一般社団法人日本オランダ徒手療法協会代表理事
Anti Doping
連載 アンチ・ドーピングの理解と実践 8
禁止表をひもとく~ PART 4 ~
長谷川真帆・日本水泳連盟アンチ・ドーピング委員会委員
Thoughts on Sports
連載 門外漢スポーツ雑談(ぞうたん) 33
山は腫れもの、疣(いぼ)、瘤(こぶ)/アルピニズム前史
今泉隆裕
MSM 掲示板
こぼれ話
編集をおえて
Event