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Sportsmedicine No.166, 2014
月刊スポーツメディスン 2014年12月 通巻166号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価550円(500円+税)[品切れ]
年間購読料11,000円(10,000円+税)


December Special
■特集 筋の硬さ
──曖昧なものをはっきりさせる時代へ

「筋肉が硬くなった」「筋肉がこっている」「筋肉が張っている」など、スポーツ現場や日常生活では、「筋の硬さ」がしばしば問題になる。一方で、「優れたアスリートは柔らかい筋肉をしている」という話も聞かれる。こうしたことに対して、とくに日本では「筋硬度」を測定しようと、「筋硬度計」が開発されてきたが、皮膚表面から押し込んで測定する「筋硬度」は指標としては使いにくいところが否めなかった。しかし、ここにきて、筋の硬さを測定する装置開発が進み、筋の硬さへの理解は深まりつつある。この特集では、そもそも筋の硬さとは何なのか、それぞれの測定装置は「何をみているのか」、最新の情報をまとめてみた。



1 筋の硬さの基礎科学
稲見崇孝・早稲田大学スポーツ科学学術院 博士(体育学)

2 筋の硬さに関する研究小史
米津貴久・早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(博士課程)
稲見崇孝・早稲田大学スポーツ科学学術院
広瀬統一・早稲田大学スポーツ科学学術院
福林 徹・早稲田大学スポーツ科学学術院

3 筋硬度研究の全体および計測法、硬さを測る意義
―― 硬さそのもの、hardnessという概念について
村山光義・慶應義塾大学体育研究所

4 筋音図を用いた筋機能の研究と筋の硬さ
島 典広・東海学園大学スポーツ健康科学部スポーツ健康学科 准教授、博士(医学)

5 Ultrasound shear wave elastographyによる筋硬度評価
谷口圭吾・札幌医科大学保健医療学部理学療法学第二講座、理学療法士

6 肉離れ後の組織の硬さと競技復帰
――超音波のエラストグラフィと音響カプラーを用いた外傷の評価
 辻村 享・医療法人明和会 辻村外科病院理事長

特集頁例 msm166.pdf

Sports and Medicine 
スポーツと医療の現場から考える 40
小・中学野球選手の食事と睡眠
河崎賢三

News/公益財団法人 日本股関節研究振興財団による研究助成金「研究成果報告」と今年度の研究助成金交付式開催

Functional Rehabilitation for Throwing Injury
機能からみた投球障害のリハビリテーション 5
肘伸展制限の改善
坂田 淳

Pilates Method for All
ピラティス・メソッドの可能性 最終回
全身のコーディネーションを高めるためのピラティス・メソッド
坂元大海

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」 60
スポーツ選手の肖像利用に関する法的諸問題
高松政裕・スポーツ法政策研究会、京橋法律事務所、弁護士

Thoughts on Sports
連載 門外漢スポーツ雑談(ぞうたん) 6
クロールは、オーストラリア原産
――クロール雑談――
今泉隆裕・桐蔭横浜大学准教授

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」――身体の異常判断と修正が容易にできる 79
経絡ストレッチで症状を改善しよう 47
ランナーに起こりやすい傷害への対応(29)
──変形性膝関節症 
朝日山一男

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」46
クマとの共存 
山田ゆかり


その他