Sportsmedicine No.190, 2017
月刊スポーツメディスン 5月号 通巻190号
A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円+税
年間購読料11,000円(10,000円+税)
月刊スポーツメディスン 5月号
Contents May, 2017
May Special
特集
膝の問題とそのアプローチ
──知識と経験から語る「現場」の問題
今月の特集は4人の先生に登場していただく。テーマは「膝」で、各先生の知識と経験の深さが感じられる特集である。浦辺幸夫先生には、長い研究と臨床、教育の経験から、これまで取り組んでこられた膝の問題についてバイオメカニクスをはじめ8項目でまとめていただいた。吉田昌平先生には前十字靭帯再建術後のリハビリテーションについて記していただいた。トップアスリートの再建術、リハビリテーションの症例も多い病院でのリハビリテーション。その経験から語られる言葉は重く、広がりも感じる。次に、膝関節の「腫れ」がもたらす影響、そもそもの原因、そして対応について、吉田奈美先生にきれいにまとめていただいた。最後に、黒澤尚先生に膝前十字靭帯損傷の診断・治療・リハビリテーションに関する歴史的流れを語っていただいたインタビューを掲載。随所に傾聴に値する言葉、思想がある。
1. 膝関節のバイオメカニクスの重要性
──膝ACL損傷予防の視点から
浦辺幸夫・広島大学大学院医歯薬保健学研究院 PT, PhD, JASA-AT, MA
2. 膝前十字靭帯再建術後のリハビリテーション
吉田昌平・京都がくさい病院 スポーツリハビリテーション科理学療法士、日本体育協会公認アスレティックトレーナー
3. 膝関節における腫れによる膝機能への影響
吉田奈美・医療法人社団 昇英会 はちすばクリニック、理学療法士
4. 膝の問題、とくに前十字靭帯について
──知と実践のパイオニアであれ!
黒澤 尚・順天堂東京江東高齢者医療センター整形外科、順天堂大学特任教授、はちすばクリニック
Event
Editorial Report
話題の最前線
アスリートと市民をサポートする新拠点誕生
NSCAジャパンが4月から新施設で活動を展開
Sportsmedicine Dialogue
連載 Dr. 大関の複眼インタビュー── スポーツメディスン・プロフェッショナルとの対談 5
[対談]
高澤祐治 順天堂大学医学部・大学院医学研究科准教授
ラグビーワールドカップ2015・歴史的勝利を支えた4年間
インタビュアー:大関信武・一般社団法人日本スポーツ医学検定機構代表理事、東京医科歯科大学再生医療研究センター
(企画:日本スポーツ医学検定機構)
Sports VisionColumn
連載 スポーツビジョンコラム 6
「なでしこ」の目は伏し目がち?/マサイ族の目/「ポ」は海を読む/ボクサーの目(その1・2)
真下一策 MASHIMO Issaku・スポーツビジョン研究会代表
Sports & Law
連載 基礎から学ぶ「スポーツと法」80
アンチ・ドーピング規則と「時効」
── 過去に遡って処罰する必要性と選手側の防御のバランス
杉山翔一・スポーツ法政策研究会、Field-R 法律事務所、弁護士
Anti Doping
連載 アンチ・ドーピングの理解と実践 5
WADA禁止表をひもとく~ PART 1 ~
長谷川真帆 HASEGAWA Maho・日本水泳連盟アンチ・ドーピング委員会委員
The Illustrated Bi-articular Muscle
連載 図説 二関節筋 7
第7話:若年スポーツ障害が二関節筋制御理論を拓く
熊本水賴 KUMAMOTO Minayori・NPO生体機構制御研究会理事長、京都大学名誉教授 医博
Holland: Dutch Manual Therapy
連載 オランダ徒手療法── 臨床で使える、多角的な視点で仮説を立てられる体系的考え方 5
実践力をあげるための「根本原因と推察しうる要因や理論の使い方」②
──局所循環を大きく変える「心理社会的要因」を臨床ではどう考えるか?
土屋潤二 TSUCHIYA Junji・一般社団法人日本オランダ徒手療法協会代表理事
Coaching Essay
連載 コーチング・エッセイ「わけありゼミな訳」 4
倫理的ジレンマ問題を解決する言葉と論理スキルを磨く授業
青柳 徹 AOYANAGI Toru・日本体育大学教授、スケート部部長、(公財)日本スケート連盟強化コーチ
Thoughts on Sports
連載 門外漢スポーツ雑談(ぞうたん) 30
ナンバ歩き再考
今泉隆裕 IMAIZUMI Takahiro
MSM 掲示板
こぼれ話
編集をおえて