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月刊トレーニング・ジャーナル 2008年12月号

月刊トレーニング・ジャーナル
2008年12月号(通巻350号)






特集/肘から先のケガ

 今回は部位として肘から先のケガやトラブルについて着目した。佐賀県の鶴田整形外科の方々には、野球肘に対する取り組みについてうかがった。鶴田ドクターのもと、PTの3人が活動をしている。野球肘については、さらに詳しく、少年野球からプロ野球まで豊富な臨床経験をお持ちの山崎氏にお聞きした。また船橋整形外科の理学療法士のお2人は体操選手出身。肘や手首の痛みについて、臨床活動と研究の両面からアプローチしている。最後に、擦過傷、爪割れなど、皮膚や爪のトラブルへの対処法について、皮膚科の上田氏におうかがいした。


1.成長期スポーツ障害から選手を救え
鶴田敏幸・鶴田整形外科、医師

2.成長期野球選手に対する活動——Saga baseball support team
平川信洋・鶴田整形外科、理学療法士、日体協AT
小松 智・鶴田整形外科、理学療法士
秀島聖尚・鶴田整形外科、理学療法士

3.事前のチェックと機能改善で野球肘を予防
山崎哲也・横浜南共済病院スポーツ整形外科部長

4.体操競技における肘・手首のケガ
関口貴博・船橋整形外科病院スポーツ医学センター理学診療部リハビリテーション科理学療法士
室井聖史・船橋整形外科病院スポーツ医学センター理学診療部リハビリテーション科理学療法士

5.皮膚科領域のケガとトラブルへの対処
上田由紀子・ニュー上田クリニック、皮膚科医



投稿
日本におけるアスレティックトレーナー界の発展に関する提案
―― とくに資格認定団体と職能団体の区別を意識して
馬場宏輝・仙台大学体育学部講師、元日本体育協会職員

データで見るプロ野球選手の身体的特性 13
プロ野球選手の体力③
―― 柔軟性、呼吸循環系(立位体前屈、上体そらし、肺活量、ABテスト、最大酸素摂取量)
中山悌一・立命館大学客員研究員

メールで語る井戸端会議——子育てと仕事 10
生涯勉強を続ける、実家へ
桜井静香・J-Spiritアドバイザー、健康運動指導士
伊藤句里子・アスレティックトレーナー

トレーニングプログラムを考える 18
競技特性に応じたシーズンのトレーニング (バスケットボール、ラグビー)
小平健太郎・東京工業大学アメリカンフットボール部ストレングスコーチ
小山孟志・日立バスケットボール部(サンロッカーズ)ストレングス&コンディショニングコーチ
若井正樹・サントリーサンゴリアス コンディショニングコーチ

共鳴できるコンディショニングプログラムづくり 21
トレーニング指導の再現性を高めるために
――指導現場における演繹法的取り組み
南川哲人・立命館大学ストレングス&コンディショニングコーチ、JATI近畿支部スタッフ、JATI-ATI

クイックリフトを活用しよう 6
競技パフォーマンス向上への融合
――ラグビー選手編①
クイックリフトの内側と外側
下嶽進一郎・日本体育大学スポーツトレーニングセンター
砂川力也・日本体育大学スポーツトレーニングセンター

映像分析から考えるトレーニングメニュー 5
パフォーマンスの木を見て森も見る技術
―― 木を書くツリー分析
村田祐造・日本eコーチング協会副理事長、元ラグビー日本代表テクニカル

海外スポーツ医科学情報——カナダ・トロントからの便り③ 30
機能的電気刺激法の動作トレーニングへの応用
政二 慶・トロントリハビリテーションセンター(カナダ)研究員




ある一日/勝たねばならねど勝つだけではならぬ 竹中健太郎 大学剣道部監督
ON THE SPOT/現場から
話題の新刊/本とビデオの紹介 書評:板井美浩
人物ファイル/吉田 早織、甲谷洋祐

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