月刊トレーニング・ジャーナル 2006年6月号
月刊トレーニング・ジャーナル
2006年6月号(通巻320号)
今回は2部形式でお送りする。特集1では、この時期から夏に備えていくためにはどうすればよいかについて。指導者の立場からスポーツ科学的な測定を活用してコンディショニングを高める方法を前嶋氏に、そして内科医の立場から小松医師に話をうかがった。スポーツの現場として、高校の女子バレーボール部での実例もレポート。特集2では、夏に向けて水分補給の重要性を樋口氏に取材した。また、現場でどのような工夫をしているかについてもまとめた。
【特集1】
「今から夏に備える」
1. 心拍数、血中乳酸値を測定し続ける
前嶋 孝・専修大学教授、スケート部部長
2. 自己管理のために簡便な記録を
小松 裕・国立スポーツ科学センタースポーツ医学研究部副主任研究員
3. 連戦と暑さを乗り切るための準備
小川良樹・下北沢成徳高校バレーボール部監督
■トレーニングコーチの立場から
〜柴田宗範氏に聞く〜
【特集2】
「もっと水を飲もう」
1. 水分補給はトレーニングだ
樋口 満・早稲田大学スポーツ科学学術院教授
2. 水分補給についてアンケート
○山本邦子 氏(トータルらいふけあ代表、元劇団四季アスレティックトレーナー)
○山根太治 氏(日体協公認AT、鍼灸師)
○内田友来 氏(米国ロサンゼルスで、カイロプラクティック・鍼・漢方の治療院を開業)
寄稿
屋外スポーツサーフェスの衝撃度の比較
青木豊明・びわこ成蹊スポーツ大学教授
水泳・プールの利用法 3
アスリート向けのプログラムとして水をどのように活用できるか
宮地正典・ (株)タラソシステムジャパン主席研究員、富山大学医学部保健医学講座博士課程
向康徳・ (株)タラソシステムジャパン主任研究員・テクニカルディレクター
心拍数を使いこなす 8
対談 心拍数を使った指導の実際
[後編] ―― 山梨学院大学陸上競技部
杉田正明・三重大学教育学部
上田誠仁・山梨学院大学陸上競技部監督
メンタルトレーニング——何がどのように役立つか 5
カウンセリングをベースとした指導士・指導士補の活動
鈴木 壯・岐阜大学教育学部
チームビルディング——個を活かすための組織づくり 5
初期段階の人間関係づくり①
福富信也・東京ヴェルディ1969サッカースクール小山支部コーチ
スポーツトレーニングの誤解を解く——科学的に、かつわかりやすく面白く 14
筋トレとは「筋肉に損傷を与えること」なのか?:
筋肉を肥大させる物理的刺激と化学的刺激
谷本道哉・国立健康・栄養研究所特別研究員
クラブで指導する 19
目指すのは「勝利至上主義からの脱却」
ファンルーツ、東京ヴェルディ1969普及コーチ・和賀 崇
神経支配力向上トレーニング——ジュニアからアスリートまで 10
ボールを使ったボディコントロールトレーニング ―― 伏臥姿勢編
田中 光・洗足学園短期大学助教授
技術向上のためのグレーディングシステム 2
グレーディングシステムにたどり着くまで
井上恵三・井上恵三スキー学校校長
シーズンを戦い抜くためのコンディションづくり 3
トレーニングの実行、評価および見直し Part1
菅野 淳・ジュビロ磐田フィジカルコーチ
KEY WORD
fMRI functional MRI
―― 血流変化から脳機能の働きをとらえる
内田 直・早稲田大学スポーツ科学学術院教授
マトヴェーエフ博士は語る 13
マトヴェーエフ理論の批判③
魚住廣信・平成スポーツトレーナー専門学校校長、Ph.D
Message to Sports/日本で唯一の陸上競技専門企業としての役割 佐々木恵一 株式会社ニシ・スポーツ代表取締役社長
ON THE SPOT/現場から
話題の新刊/本とビデオの紹介 書評:久米秀作
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