月刊トレーニング・ジャーナル 2006年7月号
月刊トレーニング・ジャーナル
2006年7月号(通巻321号)
特集/ストレッチングの有効性
──どんな方法が、どう有効なのか
ストレッチングが日本に紹介され、約20年。当初のスタティック(静的)ストレッチング以外にも、さまざまな方法が提唱され、広がってきている。方法の多様化とともに、それぞれのもつ意味も変わってきたように思える。研究分野からは、筋内タンパク質であるコネクチン(タイチン)について、またプレー前、ダイナミックストレッチングが本当にスタティックストレッチングよりも効果的かどうか考えてみる。さらにアスレティックトレーナーの立場から実際の指導の際に気をつけていることについて、また飛び込みやラグビーの現場レポートをお送りする。
1. 柔軟性に影響するタンパク質を知る
中里浩一・日本体育大学助教授
2. スタティックストレッチングの利点を活用しよう
山本利春・国際武道大学教授
3. ストレッチング実施時の注意点
本多奈美・りとるジム代表
4. アスレティックリハビリテーションにおけるストレッチングの段階的活用
山本和宏・サントリーラグビー部理学療法士、吉方病院理学療法士
5. ケガを防ぐために鍛えて伸ばす
〜現場レポート〜
金戸恵太・金戸ダイビングクラブ
新連載 海外スポーツ医科学情報——英国ラフバラからの便り 1
ラフバラ大学におけるスポーツ科学と環境
上向貫志・武蔵大学人文学部助教授、ラフバラ大学客員研究員
水泳・プールの利用法 4(最終回)
リコンディショニングにおける水の活用
向 康徳・ (株)タラソシステムジャパン主任研究員・テクニカルディレクター
メンタルトレーニング——何がどのように役立つか 6
メンタルトレーニングの指導と目標設定
須田和也・共栄大学国際経営学部助教授、同大学硬式テニス部部長兼監督、日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士、国立スポーツ科学センター外部協力者
アスリートのリハビリテーション・レポート 4
アメリカンフットボール選手の前十字靭帯・内側側副靭帯損傷
中村洋平・ナカムラ接骨院院長
甲谷洋祐・武富士バンブーバレーボールアスレティックトレーナー
チームビルディング——個を活かすための組織づくり 6
初期段階の人間関係づくり②
福富信也・東京ヴェルディ1969サッカースクール小山支部コーチ
スポーツトレーニングの誤解を解く——科学的に、かつわかりやすく面白く 15
当たり前の股関節、意識しにくい股関節
谷本道哉・国立健康・栄養研究所特別研究員
クラブで指導する 20(最終回)
クラブづくりは人づくり
横濱ラグビーアカデミー・春口 廣
REPORT
[バスケットボール]コーチが教えるコーチングの実践
Tryout Report
バスケットボール・トライアウトレポート
―― 日米の指導者で異なった求める選手像
技術向上のためのグレーディングシステム 3
グレーディングシステムから考える基本
井上恵三・井上恵三スキー学校校長
シーズンを戦い抜くためのコンディションづくり 4
トレーニングの実行、評価および見直し Part2
菅野 淳・ジュビロ磐田フィジカルコーチ
KEY WORD
口内炎 stomatitis
―― ストレス対処と栄養改善を
上田由紀子・国立スポーツ科学センター非常勤医師、ニュー上田クリニック
マトヴェーエフ博士は語る 14
最新論文「スポーツ理論と実践に基づくある仮説の確認と論評」について
魚住廣信・平成スポーツトレーナー専門学校校長、Ph.D
Message to Sports/マネジメントがスポーツを変える 広瀬一郎・江戸川大学教授、スポーツ総合研究所所長
ON THE SPOT/現場から
話題の新刊/本とビデオの紹介 書評:久米秀作
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